ITシステムを外部の開発ベンダ等に委託して構築する際のプロジェクトマネジメントについて、発注者側/受注者側の両方の視点から、情報発信していきます。

「コミュニケーション」という言葉は昨今様々な場面で使われており定義があいまいな場合も多々あるのですが、プロジェクト管理においての「コミュニケーション管理」は明確に定義されるものです。
つまり、
プロジェクトで発生する情報を
  • 誰に
  • いつ
  • どのような手段で
伝えるのかを取り決めて、遂行するものです。

以下にコミュニケーション管理の例を挙げます。

※画像をクリックすると拡大されます。

プロジェクトによって共有すべき情報や伝達対象者が異なるので、発生しうる情報や必要な対象者を洗い出し整理しておくことが大切となります。

プロジェクトが進んできて、前に決定した事項が覆されてしまうという事例が稀にありますが、これは必要な情報が必要な人にきちんと届いていなかったということが一因にあります。
プロジェクトのキーとなる情報は、その情報のキーマン(意思決定権者)となる人にきちんと伝え、承認を得ておく必要があります。

また、必要な意識決定がきちんとなされるために、プロジェクト体制に意思決定権者を含めるとともに、意思決定のフローを明確に定め、プロジェクト責任者含めプロジェクト関係者全員に認知してもらう必要があります。意思決定がどのようになされるのかが曖昧なままだとプロジェクト関係者の責任意識も薄れ、納得感も下がってしまいます。


コミュニケーションフロー」も合わせて読んでいただければ幸いです。

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