ITシステムを外部の開発ベンダ等に委託して構築する際のプロジェクトマネジメントについて、発注者側/受注者側の両方の視点から、情報発信していきます。

議事録作成については、書籍やインターネットの情報が多くあるので、ここではプロジェクト管理に特化したポイントを示したいと思います。

議事録のポイントとして、
  • 決定事項が明記されていること
  • 宿題事項およびその担当・期限が明記されていること
  • 議事録を関係者に回覧し、承認されたものを管理すること
といったことがあります。

議事録のひな型は、それぞれのプロジェクトの事情に合わせて作成したほうがよいと思いますが、参考までにサンプルを示しておきます。



このサンプルを見て気が付くかもしれませんが、「関連WBS」という記載があります。
(WBSについては、「作業項目管理(WBS)」を参照ください。)
すべてのプロジェクトの作業は、いずれかのWBSに結び付く必要があるため、それを意識してプロジェクトを進めるために敢えて議事録のひな型にも入れています。



会議での協議の記録についてですが、協議の途中で余談の話が割り込むことがあります。
議事録ではそういう余談の話は記載する必要はありませんが、余談かどうかを判別する方法として、該当するWBSがあるかどうかを考えてもらえばよいと思います。
関連するWBSがない話は、議事録に記載する必要のない雑談です。

なお、上記のテンプレートは以下からダウンロード可能です。
議事録テンプレート(WORD形式)
適宜カスタマイズしてご利用ください。


議事録作成の目的」も合わせて読んでいただければ幸いです。
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