ITシステムを外部の開発ベンダ等に委託して構築する際のプロジェクトマネジメントについて、発注者側/受注者側の両方の視点から、情報発信していきます。

コミュニケーション管理」で意思決定のフローを定めることが大切だと書きました。「コミュニケーション管理」で示した表のような形で定義してもいいのですが、フロー(流れ図)のほうが直感的に分かりやすいので、特にシステム開発の仕事に不慣れな人がメンバーに含まれる場合はフローの形で示したがよいです。

以下に例(変更管理)を示します。



このように担当者ごとの役割や時間ごとの作業の流れ(上から下に時間が流れる)を図に示していきます。
説明のために若干簡略化して書いているところがありますが、例えば判断により流れが分岐する(◇で示すことが多い)こともあります。

例は変更管理のフローですが、それ以外にもプロジェクトに合わせて
  • 要件定義のフロー
  • QA対応のフロー
  • 定期メンテナンスのフロー
  • トラブル対応フロー
といったフローを作成します。

また、このフローの書き方は、要件定義を実際に行う際にも利用できます。実際の業務をこういったフローで記述していくことで、業務の流れが明示化されるので、他の人と討議する際にも何もない状態で話をするより、共通のものを参照しながら話ができるので、よりスムーズに協議できるようになります。


話がそれてしまいましたが、業務をスムーズに行うためには同じ共通認識を持つ必要があり、そのためにも直感的に分かるフローを作成しておいたほうがよいでしょう。

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