ITシステム発注者から見たプロジェクトマネジメント - 障害対応
システムが稼働後のトラブルはもちろん避けるべく対策を取りますが、現状のITシステムの状況を見ると、ある程度のトラブルが発生することは起こりうると考えておくべきでしょう。
万一、トラブルが発生した場合に備えて、対応フローを想定しておく必要があります。

以下に、障害対応フローのサンプルを示します。






システムの内容や組織の構成などでフローは変わってきますが、大まかに言えば大体似たような形になると思います。

障害対応のフローは大きく分けて、以下の4つに分かれます。



また、障害対応の方針を決定するにあたっては、発生した障害レベルに応じて検討する必要があります。
以下に障害レベルの分類サンプルを示します。



発生している障害の業務への影響に応じて、システムを続行して使うのか、一旦停止させるのかなどを判断させるのです。


障害対応フローの作成は、本業の業務を遂行するために必須となるものではないため、つい後回しにしてしまいがちですが、トラブルが発生した際にパニックになって本業への甚大な影響を及ぼすことを避けるためにも重要なものとなります。